こんにちは、えすみんです。
久々に1万円選書の話。
1万円選書については、こちら↓
途中、義母に勧められた本を読んだり、簿記の試験勉強したり、もちろんバカ息子どもにも時間を取られ、なかなか読み進められなかったのですが、少しずつ読んで、ようやく5冊目が読み終わりました。
益田ミリさんの「今日の人生」
益田ミリさんは、存じ上げておりました。軽いタッチのイラストを描くイメージです。この本はそんな感じで、4コマチックな漫画の本です。
日々の何気ない出来事を、「今日の人生」というタイトルで、紹介してあります。その日によって、4コマだったり、2ページくらいになったりするんですけど、どれも軽く読めます。
「あー、こういうことってあるよねー」っていうわかりやすいというか、共感しながら、読めますね。業界っぽい内容の時は、「あー、そういうことがあるんだー」っていう感じです。
1つ紹介します。
「今日の人生」
夜、電車の中で、サラリーマン2人の会話を聞く
「最後の晩餐って何がいい?」
「うーん」
「親のカレーかな」
という今日の人生
という感じです。
何気ない日常なので、なるほどなーと思いながらも、自分ではこの本はチョイスしないなーって(笑)好きな人は好きなんだろうけどねー。
自分でチョイスしないからこそ、1万円選書の醍醐味だとは思います。
おそらく、子育て中でなかなかうまくいかない日々を送っている私に対して、人生ってこんなもんよっていう感じの意味を込めて、選ばれたんじゃないかと推察します。
1番共感した今日の人生をご紹介。
「今日の人生」
個人の幸せ
他の人にはわからない
その人がどういうふうに幸せなのかは
その人にしかわからない
であるからして、
自分と違うというだけで
誰かの幸せを小さく見るのは
ちょっと違うんじゃないかと思った
今日の人生
自分は自分で、人は人。価値観の違いがあって当たり前なのに、同じであることが美徳とする文化がなんとなく根強いですよね。だからと言って、何をやってもいいわけではないのだけれど、なんとなく考えてしまいますね。
自分が昔から変わり者として存在し、忌み嫌われてきたからこそ感じるものがあります。
益田さんの言葉を借りて、
『私の人生は、たくさんの「今日」でできている』
1日1日の積み重ねってことですよね。
何気ない1日だったとしても、人生の一部。
忘れたいくらい嫌な1日でも、人生の一部。
人生の1日を大切に楽しみたいと思った本でした。
よかったら、お手にとってみてください。