esminのブログ 〜わやだがね〜

3人の息子(専1,中3,小2)の子育てと旦那、家族を中心に、日々思ったことや愚痴、時々本の感想などを気ままに書いています。

一万円選書ー手から、手へー

 こんばんは、えすみんです。

以前、1万円選書なるものに当選した話を書きました。

その記事はこちら。

esmin.hatenablog.com

 あれから当選した本を何冊か読んだので、今回はその感想です。

 

『手から、手へ』

 

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こちらの本は詩集です。あとがきには、絵本と書いてありますが。

池井昌樹さんの詩に、植田正治さんの写真がセットになっています。

残念ながら、どちらの方も存じ上げませんでした。

 

父と母から子どもへ向けたメッセージであり、家族写真がとてもマッチしています。

写真は白黒で、少し昔の家族写真です。

自分が母親だからなのか、子育ての真っ最中だからなのか、長男の子育てに悩んでいるからなのか、この詩を読んで、泣いてしまいました。

グッと来た一節を。

 

「どんなにやさしい ちちははも

おまえたちとは一緒に行けない

どこかへ

やがてはかえるのだから

やがてはかえってしまうのだから

たすけてやれない

なにひとつ

たすけてやれない」

 

やっぱりそうなんだよなぁと思ってしまいました。

父と母ができることって、ほんの一握りのことなんだなって。

その一握りのことが、子どもにとって支えになるようなら、幸せなんだろうと。

この詩集の中では、【やさしさ】という言葉で表現しています。

そのやさしさをずっと受け継がれたバトンであるともあります。

 

私は今、息子たちにこのバトンを渡すことができているのか、

できていないんじゃないだろうか、と自問自答を繰り返しています。

 

よかったら、手に取ってみてください。

 

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