esminのブログ 〜わやだがね〜

3人の息子(専1,中3,小2)の子育てと旦那、家族を中心に、日々思ったことや愚痴、時々本の感想などを気ままに書いています。

長男の新しい道〜高校退学しました〜

こんにちは、えすみんです。

いろいろあって、また間が空いてしまいました。 さらに、何をどう書こうかと迷ったのも事実。いつもより一層書くのが進まない。

何があったかと言うと、まあ、タイトルの通りなんですけど(笑)

長男が高校を退学したんです。ねー、どうしましょ。

前に、退学になるかもなっていうような内容のことを書きました。↓ 

esmin.hatenablog.com

 これを書いた日の10日後にはもう退学が決まってましたねー。そして1ヶ月前の話ですね。

なんだかもう遠い昔のような感覚です。

 高校1年の最後の期末テストで、赤点を出さないようにしないといけないという中で、テストの1週間前からすでに諦めた感じの長男でした。

結果は、11教科中5教科が赤点でした。前回は9教科赤点だったので、多少の進歩はあったようです。赤点の5教科は追試を受けて、合格したら進級できるはずでした。

しかし、長男はテストの最終日に自分から先生のところに行き、退学するので退学届をくださいと言いに行ったんです。親に相談もなく!

担任の先生はとても良い先生で、長男に対して、

何かどうしてもやりたいことがあって、それにはこの学校では無理だから退学するというのであれば応援するが、やけになっていたり、諦めていたりするのであれば応援できない。」

と返答したようでした。その後先生からメールをもらい、とりあえず追試を受けるように家庭でも促して欲しいと言われました。

長男と話し合いをしましたが、長男はもう勉強したくないの一点張り。

とにかく今の学校に行って、勉強することが嫌だと。

もし、通信制の学校に行くにしても、今の学校の単位を引き継げるのだから、追試を受けて単位を貰った方が良いという話もしましたが、学校を辞めるのだから、勉強しても仕方がない。そんな単位は要らないと、聞く耳を持ちませんでした。

退学をして何をやるのか、

何がしたいのか、

通信制の学校に行くなら、どんな学校があるのか、調べなさい。

それで、ちゃんと親に説明をしなさいと。

追試の勉強はもうしない感じだったので、正直もうこちらとしても諦めて、とにかく次の道をどうしたいのかを親に伝えることを言いました。

ただただ勉強がしたくないという理由では、こちらは納得しないよと。

 

親としては、やはり高卒という学歴は欲しいかと。

元々大学に行くかどうかは本人に任せようと思っていたのですが、さすがに高校中退、最終学歴中卒ということでは、この先の長男の人生がかなり険しくなるのは目に見えています。何をやるにしても、やっぱり高校は卒業して欲しい。

先日書いたブログの中にもあるように、私は長男より先に通信制の高校の資料を取り寄せてました。

追試を前に、勉強もしない長男の姿を見て、長男には内緒でその学校の説明会に申し込みをしました。

 

追試の前夜、長男はプロゲーマーになりたい。そのためにesportsコースのある通信制の学校に行きたいと言いました。

高校をきちんと卒業してから、esportsの専門学校に行くという先に立てた目標ではダメなのか?高校を退学しないとダメなのか?

そういう議論をしましたが、早い方がいいと長男は言います。

確かにそうかもしれない。

プロゲーマーになれるかどうかは別として、やりたいことが見つかっているのはいいことだろうし、プロゲーマーのピークも24,5歳と聞きます。若い方が結果が出るのかもしれません。

しかし、やっぱり高校中退はね〜。引っかかるのはここですよね。

それに、プロゲーマーっていう仕事ですよ。未知の世界ですよねー。わからない。

それでも長男の意思は堅かったです。まあ、どっちしろ次の日からの追試の勉強はしていないから、追試に合格しない以上、進級は確実に無理でしょう。留年か退学か。

もし奇跡的に追試に合格者したとして、まだ後2年高校生活があります。その2年をまた同じように、勉強するしない、赤点回避、追試だなんだと過ごすのも意味があるとは思えませんでした。全く学力がないわけではなく、少し勉強すれば、平均点くらいの点数をとることができるので、やればいいのにと思ってしまうんですよね。だから、衝突する。

勉強するための塾に通うとか家庭教師を雇うとか、方法はあるでしょうけど、どちらにせよ強制的にやらせたところで、身になるわけでもなく、サボったりすることでまた要らぬ衝突をするわけですよね。

それに、後であのとき退学させてもらえなかったから、あのときesportsに専念できなかったからと責められて、親のせいで俺の人生は台無しだみたいなことになるのも避けたい。

 

もう退学を覚悟しつつ、とりあえず追試は受けなさいと長男を学校に行かせました。

追試初日が終わり、担任の先生から連絡が入りました。

最初の数学は始まってすぐに、顔を伏せて寝たと。だから0点。

もう進級はできません。

長男の選択肢としては留年か退学です。

でも長男の中に留年という選択はありません。それなりにプライドがあるので、1つ下の年齢の子たちと一緒に過ごすというのは耐えられないでしょう。

それにきっとまた赤点やら追試やらということになるに違いないです。

そう考えると、留年することに意味があるようにも思えません。いやあるのかもしれないけど、やる気ない長男をイヤイヤ学校に通わせて、高校卒業までの何年間を過ごすことが長男にとって、本当に意味のあることとは思えません。

高校は卒業して欲しいけど、でもやっぱり長男の人生ですから、後悔したとしても、それもまた長男の人生。

プロゲーマーという未知の世界を目指すことは難しいとは思うけど、親がそれを奪うことや高校に通うことを強制させることは、違うような気がします。

ま、なんやかんや言っても、退学を受け入れるために、親として必死に言い訳を考えているというが、正直なところですね😅

 

担任の先生と電話で話をし、退学を決め、追試2日目の後に、長男は退学届をもらって帰宅。

翌日から終業式までは休みでしたが、退学届をその翌日には提出しました。

その後通信制の学校の説明会に行ったり、申込みをしたりバタバタとスケジュールをこなし、

長男の登校最終日。終業式。

本当に今回の担任の先生は良い先生でした。相性もあるかもしれないけど、中学の時の担任が今回の先生だったら、また違った結果になっていたかもしれないと思うと、人との縁というのは本当に大切だなって。

 2年生に上がったときに長男がクラスにいないと、要らぬ噂が流れたり、誤解を招くので、先生はクラス全員の前で、長男が退学することを話してくれたようです。

「自分の夢を見つけ、本人も悩んだ結果、その夢を実現させるためにはこの学校ではない方が次のステージに行きやすいと判断し、別の場所で勉強することとなった。学校から退学とか留年とかいうことよりも前に本人は決断していたようで、みんなよりも一足早く夢に向かい始めたと思う」

先生の言葉です。

成績が伴わないことには触れず、長男が自らの意志で(ここは間違ってない)退学を選んだという話し方で、本当に感謝しかない。 

先生の言葉通り、自分で決めた道。

いつもは何かあると、親がこう言ったから、先生がああ言ったから、親がこうしろって言ったからという感じで、人に責任転嫁し、自分自身について反省したり、改善したりということをしてこなかった長男。

でも今回の退学は、勉強を怠ったことも含めて、長男自身が決めたことで、今後退学しなければ良かったと思うことがあったとしても、それは長男自身の責任で、決断であることを 長男には強く言いました。

今までは親のせいにして逃げてきたけど、今回は自分の責任だからねと。

先生が言うように、退学が逃げ道ではなく、プロゲーマーになる前向きな決断として、しっかりやりなさいと。

 

長男は4月から通信制高校に入学し、esportsコースも選択し、毎日ゲームをしています(笑)

親としては退学を受け入れ、なんでゲーム?という思いもあり、プロゲーマーになれるかどうかはわからないけれど、やりたいことがあるのは良いことと前向きに捉えたりと複雑な心境ではありますが、モヤモヤしている傍で、とてもスッキリした顔をして、楽しそうに毎日を過ごしている長男を見ていると、この選択は現時点では間違ってなかったんじゃないかなと思えます。

 

通信制高校選びの話は次回書こうと思ってます。

 

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