こんにちは、えすみんです。
もう年末ですね。
職場の年末調整は終わりましたね。
この時期になると、駆け込みでふるさと納税をしたりする方も多いのでは?
そういう私は、タイトル通り、ふるさと納税はしません。たぶん今後もしないと思います。
ふるさと納税は、みなさんご存知のとおり、他の自治体へ寄付をすることで、所得税、住民税が控除され、さらに寄付した自治体から返礼品を貰えるという制度です。
特に、住民税は寄付した金額から、2000円を引いた金額が控除額(上限あり)になります。
つまり、実質2000円で、肉やら米やらそういうのが貰えるお得な制度。
過疎地域など税収減の自治体を救う目的で作られた制度ですが、今はそういう名目とは程遠いという印象です。
助かってる自治体はあるとは思いますが。。。
で、お得な制度なのに、なぜ私はふるさと納税をしないのか。
理由は明白。
自分の住んでいる自治体の税収が減るから。
私の住む自治体は、全国でも1,2を争うほど、ふるさと納税による税の流出額が多いです。今年度は97億円になるそうですよ。
我が家だけの税金は微々たるものかもしれません。現に同僚に話しても、うちの税金なんてたかがしれてると言って、ふるさと納税をしています。
確かにたかがしれてるかもしれませんが、それこそちりも積もれば山となるです。
明石市市長の影響なのか、中学まで医療費無料にするという自治体が増えてきたり、子育て支援に力を入れる自治体が増えてきたように思います。
やっぱりそういう支援をするには、税収が必要なわけですよね。
その自治体の子育て支援に使われている資源は、ふるさと納税のおかげかも。
子育て支援に限らず、他の自治体のいい取り組みは、ふるさと納税のおかげかも。
自分の住む自治体は、正直子育て支援は全然足りてないと思ってます。
保育料も高いし、医療費も無料じゃないし。
でもその辺りの支援をするには税収が必要なわけですよ。
一昨年くらいは、60億円くらいの流出で、60億は3600人分の保育運営費、または市民の半分のごみ処理費用に相当するという記事を読みました。
ふるさと納税なんてやってる場合じゃないです。
自分の住んでいるとこの自治体の税金を、他の自治体にお肉やお米などと引き換えにあげてるんです。
そのくせ、明石市市長と比べて、うちの市長はとか平気で文句を言ったりする。
本当に応援したい、助けたいという自治体があって、寄付したいなら、ふるさと納税なんて使わずに、寄付をすれば良い。
ワイドショーなどのマスコミもふるさと納税がいかにお得な制度であるか、やらないなんてもったいないっていうことしか言わない。
それによって、自分の住んでいる自治体の税収が減っている弊害については、ほとんど扱わない。
返礼品が悪いから、返礼品を魅力的なものにすればいいと反論する方もいるかと思いますが、特産品がそんなにあるわけじゃないし、そもそも返礼品ありきの寄付ってなんなんですかね?
ふるさとを応援するための寄付なのに、返礼品を貰うための寄付になってて疑問を感じます。
失われた97億円で、何かできたと切実に思ってます。
引っ越す予定もないし、息子3人、まだまだ今の自治体に住むことでしょう。
子どもたちのことも考えると、
今のふるさと納税の仕組みが変わらない限り、
ふるさと納税はしません。
一個人の考えですが、ふるさと納税について、考える機会になれば幸いです。