esminのブログ 〜わやだがね〜

3人の息子(専1,中3,小2)の子育てと旦那、家族を中心に、日々思ったことや愚痴、時々本の感想などを気ままに書いています。

長男の新しい道②〜通信制高校選び〜

こんにちは、えすみんです。

ゴールデンウィークも終わりましたね。

通常の生活になると、弁当作りのために、早起きをしなくてはならず、寝不足です。

 

前に長男が高校を退学した話を書きました。

esmin.hatenablog.com

 もう少しなんとかなったんではなかろうかと、未だに思うのですが、未練なく楽しそうな日々を過ごしている長男を見ると、良かったのかなと。。。まぁ、この2つの気持ちを何度も行き来している感じですけど。

 

高校退学して、その後どうする?となったときに、長男の中にはもう学校に通うことはなく、バイトしながらプロゲーマーを目指すという考えでしたが、親としてはやっぱり高卒の資格はあった方が良いという考え。

もう勉強なんてしたくないよと言い張る長男でしたが、プロゲーマーになれなかったときに、高卒か中卒ではやはり就職するときに違うということ、高校卒業認定試験というのもあるけど、その試験に合格するには結構勉強しないといけないと聞くし、合格しても学歴は中卒のままだから、高卒の資格だけは取った方がいいと話しました。

通信制高校を卒業して高卒になっても、就職できるかどうかはわかりませんが、中卒よりはいいだろうと。

esportsのある通信制高校があるようだから、自分で調べてみなさいと。

長男に自分で調べさせるより前に、私は通信制高校について調べてました。

自分が高校生の頃には、定時制はあっても、通信制というのは皆無だったのではないかと思います。あったのかもしれないけど、耳にすることはなかったです。

今は逆に定時制より通信制の方が多い時代になっているんじゃないでしょうか。

いろんな選択肢があり、今の子どもたちはそういう点において、恵まれているなと思います。

 

通信制高校と通信サポート校

通信制高校を調べていると、通信制高校とサポート校っていうが出てきます。

なんぞや?

通信制高校は、法律に乗っ取って、高校として認定されてて、高校3年分の単位を取れば、高校卒業資格がもらえます。

サポート校というのは、いわゆる塾や予備校に近い形で、サポート校でどれだけやっても高校卒業資格はもらえません。

だいたいのサポート校は、通信制高校と連携している形を取っていますので、サポート校に入学すると、通信制高校にも同時に入学することが多いです。

長男は学業よりもesportsの方に力を入れたいので、esportsのある学校に絞りました。

サポート校でもesportsをやっているところはありますが、ほとんどがN高と提携しています。

調べたところ、サポート校ではない学校で、esportsに力を入れてる学校は2校。

N高

ルネサンス高校

N高は最近話題にもなってますよね。東大合格者が出たりとか。

N高には、esports部というのがあって、高校生大会で優勝したりしています。

通信制の部活動ってどういう感じなのでしょうか?資料を取り寄せてもよくわかりませんでした。ホームページもあるけど、その辺の詳しいことは書かれていません。

もしかすると、提携しているサポート校が部活という位置づけなのかもしれません。

もう一つのルネサンス高校は、学業のとは別にesportsコースというものがありました。日本で最初にesportsコースを作った学校だそうです。

esportsコースは、週2回学校に行き、ゲームをします。ゲームだけではなく、英会話やプログラミングとかもやるようです。

 

どちらも詳しい話を聞かないことにはよくわからなかったのですが、退学が迫る頃、ルネサンス高校の学校説明会に申し込みをしました。

4月から高校2年生として入学するには、期日が迫っていましたので、両方の説明会に行くのは難しかったのです。仕事もありましたし。決算時期という1番忙しい時期で、休みも取れそうになかったもので。

こういうこと書くと、子どもと仕事とどっちが大事なのか?と言われてしまうけれど、子どもたちの学費を払うためには、仕事を疎かにはできないわけだから。

結局、ルネサンス高校の説明会に決めたのは、4月から新しく横浜にキャンパスができるから。元々代々木にキャンパスがあり、esportsコースに入ったら、代々木に通うのですが、キャンパスが横浜にもできるということで、横浜の方が通いやすいという点で、ルネサンス高校にしました。

 

一方で、長男自身が調べてきた学校は、サポート校ばかりでした。

しかも1つは1年しか通わないものでした。

もう一つは、esportsコースが人気でキャンセル待ちだそうです。ゲームのプログラミングコースは空いてますと言われたけれど、プログラミングそのものには興味がないので、断りました。こちらのサポート校は、N高と提携してました。

 

結局、長男と話をして、N高とルネサンス高校のどちらかにするしかないねとなり、取り寄せた資料をもとに、それぞれの特徴とかを見て、長男もルネサンス高校にするというので、実は説明会に申し込みをしているからと伝えました。

先に申し込みをしていることを伝えたら、絶対そこでいいっていうに決まっています。なにせ、根が面倒くさがりなので、もうそれでいいよってなるからです。

退学も自分で決めて、通信制高校も自分で決めて、自分の決断に責任を持って欲しいから。

 高校卒業資格を取って欲しいというのは親の思いではありますが、通信制高校もイヤイヤやってもらっては、何年経っても卒業できません。長男が自分で選ぶことで、少しでも前向きに取り組んでもらいたい。

 

ルネサンス高校説明会

退学届を出してすぐの土曜日に説明会はありました。

説明会と言っても、ほぼ個別相談会でした。私たち親子しか参加していません。

はじめに学業系の説明があり、その後でesportsコースの説明がありました。

他の通信制高校を知らないので、なんとも言えませんが、とても良い印象を受けました。

説明してくれた先生はとても丁寧。

学業については、オンライン動画を見て、レポートを提出するというのを繰り返すだけ。

単元ごとに1ヶ月後くらいが〆切にはなっているけど、遅れても大丈夫。基本的には4月から始めて、1月には全ての教科のレポートが提出してあればいい。 レポートもオンラインで提出する。

スクーリングは4日間。茨城県にある学校に合宿のような形で4日間参加する。それでスクーリングの単位はもらえる。

年に一度の試験を受ける。それで点数が悪くてもいい。とにかく受ける。

レポート提出、スクーリング、年に一度の試験を受ける

この3点で単位がもらえるわけです。

正直、これでいいの?という感じ(笑)

大学進学をちゃんと考えている人には、特別講習とかそういうのもある。

プロのスポーツ選手とか、海外にいるけど日本の高校卒業資格を欲しい人とかも結構いるらしい。

確かに、どこにいても授業は受けられるし、レポート提出もどこでもできるからね。

不登校であるとか学校に行けない行かない人のための学校というわけだから、そんなに厳しくしても意味ないしね。

 

esportsコースは、週2回キャンパスに行き、ゲームの実践をする。また英会話やプログラミングも学ぶ。特にesportsの世界は海外の方が日本よりも盛んで、実際に海外の人と対戦したりすることもあるので、ゲームを通して、英会話ができるようにする。

自分のゲーム実践に対して、今日の問題点は何か、次回はどうしたらいいのかとか、今日はこういうことをやるという目標を立てて、実際にどうだったかという振り返りもする。

ゲームの大会(高校内)を自分たちで企画、運営までするそうです。

またゲームショーなどに高校でブースを出して、来場者に説明したり、プレゼンしたりすることもあるようです。

どこかの社長さんがその接客の様子を見て、うちの会社に来ないかというようなスカウトがあったこともあるとか。

精鋭10名くらいで、フランスに行き、フランスで日本の文化を紹介する博覧会のようなところに行き、現地のプロゲーマーと対戦したりというようなこともあるらしいです。

まあ、説明会で悪いことは言わないとは思うけれども、esportsの世界がよくわかっていなかったので、ただゲームをするだけでなく、それに付随したいろんな側面も見たり、実践したりすることができるのは、普通の高校ではあまりできないことかなと思いました。

 

長男は、学業の説明もesportsコースの説明もどちらも真剣に聞いてて、ここに行くしかないと思ったようです。

 

ルネサンス高校のesportsコースは3年前にできて、最初は4名で始めたけれど、今では代々木、大阪、豊田、新しい横浜で200名(300だったかも)くらいに人数は増えたそうです。

やはりプロゲーマーを目指す人が増えたということでしょうね。

夢はありますからね。

 

願書提出から入学

説明会からはばたばたと入学に向けての手続きが始まりました。

退学した学校に在籍証明書、成績証明書の作成を依頼

出願

esportsコースへの申込

格通

単位認定からの授業料振込

etc....

ほぼメールと電話でのやり取りでしたが、仕事しながらだと日中になかなか電話できなくて、大変でした。メールの返事も仕事中にはできないですし。

説明会から約2週間で全て終わった感じです。

通信制高校の驚いたのは、授業料は最初に一括払いということ。

ヒェ〜!!😱

学業の方の授業料だけで40万、esportsコースが50万合わせて90万が一括払い。

ヒェ〜!!😱

後から、esportsコースは前期後期の2回払いができると聞いて、少し安堵しました。

まあ、それでも65万を一括ですけどね。

次男の中学受験が終わり、入学料とか制服とかもろもろ払ったばかりでのこの出費。

めちゃくちゃキツい。

長男が大学に行かないと踏んで、学資保険を解約してしまいました。

大学に行くって言い出したら、どうしましょ。 

 

高校で赤点5つで取れてない単位があったけれど、取得できてて、引き継げる単位が結構あったので、まだ良かったです。

というか、赤点だった科目は本来高校2年に取るところでした。進学校は進度が早いわけで、1年生に取るべき単位はほぼちゃんと取れていたわけです。

通信制高校は、1単位いくらという計算で、授業料を払いますので。

ちなみにルネサンス高校は、1単位1万円です。

金額的には、N高の方が安かったかな。

 

制服もありますが、買わなくてもいいという説明でしたので、買いませんでした。

esportsで登校するときは、服装自由。

卒業式の写真を見て、制服で写っている子たちを見ると、本当になくて大丈夫なの?と思ってしまいますが、ほぼ着ないものにお金は出したくないです。少しでも、出費は押さえたい。

 

無事に入学手続きも終え、横浜キャンパスの新規オープンイベントにも参加してきました。


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それから週に2回キャンパスに通っています。

同じesportsコースに通う子たちは長男入れて11名。

これから一緒に切磋琢磨して、チームを組んで大会に出たりしていくわけですね。

知り合い同士で入学した子もいるらしく、長男はちょっと浮いた感じなようですが、まあ自分で選んだ道ですし、好きなことをやっているわけですし、世の中は気の合う人ばかりではないことはわかってるはずなので、ここでがんばるしかない。

 

学業の方もきちんとやって、同級生と同じように2年できっちり高校を卒業すること。学業の方をちゃんとやらなければ、来年esportsコースの授業料は払わないこと。

無理のない範囲でアルバイトも始めること。

日々の生活も、3食食べる、家の手伝いをするなど、今までと同じようにすること。

この3点を長男と約束しました。

あまり約束事を作るのもどうかなと思ったのですが、そこはやはり高校退学という責任と、好きなことをやっていくことを認めてもらうための行動として、約束をしたわけです。

 

普通に高校に通っていた時と比べて、表情も明るくなり、親への反抗も少なくなり、毎日ゲームをしています。今のところレポートも出しています。

週2回しか登校しないので、家にいる時間が長くなり、電気代がかかるのが難点ではありますが、長男自身が楽しく過ごしているのなら、それが1番かと自分自身に言い聞かせてます。

 

ちょっと長くなってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます😊

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