こんにちは、えすみんです。
何ヶ月か前から、LINEマンガにハマって、いろんな漫画を読んでいます。あんまり読む時間はないんですけど、主に睡眠時間を削ってます😅
元々漫画は好きで、気に入った漫画は書籍を買って、手元に置いています。
1番好きな作家は、あだち充。たぶんあだち充の漫画は全部持っているのではないかなと思うのですが、ネットでしかない作品もあるようで、そちらは読んでないのです。。。残念。
次は、成田美名子。初めて読んだ少女漫画かもしれません。
作家で集めているのは、この2人。
あとは作品で揃えています。シティハンター、YAWARAなどなどあります。置くスペースには限りがあるので、手元に置いておきたいものを厳選して買っています。
で、LINEマンガでハマった漫画は、
『ミステリと言う勿れ』
以前に、LINEマンガでハマったから買いましたというのを書きました。↓
今度、菅田将暉さんでドラマ化されるそうですね。そういう記事を読みました。
ちょっとイメージ違うかな?という気もしますが、ドラマですし、見てみたら案外ハマっているのかもしれません。
ミステリーが元々好きで、推理小説も結構読んでますし、刑事もののドラマや2時間サスペンスもかなり好きでなので、ミステリーの部分があるであろうと思って、読み始めたマンガです。
でも、ハマったところは全然別のところです😁
主人公は大学生で、観察力、推理力に優れてて、理屈っぽいというか、疑問を疑問で終わらせないというか、思ったことをつい言っちゃったり、というような感じで、なぜか事件に巻き込まれて、解決する話です。
この漫画の何にハマったかっていうと、大学生なのに、主婦の気持ちがよくわかる!っていうところでしょうか😁
子育てや家事、家族のことを主人公が話すんです、大学生なのに。
きっと作者さんの日頃の思いを代弁しているんだろうなぁって。
①ゴミ捨て
第1巻の最初の事件の時に、主人公が容疑者として取り調べられるんですけど、そこで警察の方と仲良くなるわけですが、若い刑事さんがいて、奥さんと喧嘩してることに、主人公が気付くんです。なんで喧嘩してるかっていうと、その若い刑事が仕事が忙しいから、家事を手伝わないっていうこと。ちなみに、奥さんは妊娠中。
若い刑事は言うんです。
「刑事っていう仕事なんだから、そこはわかってほしい。ゴミ捨てはしてるよ。少しは手伝ってるって感謝してほしい。」
それに対して、主人公が聞きます。
「ゴミ捨てって、どこから?」
「うちからゴミ捨て場まで」
若い刑事がそう答えると、主人公が言います。
「家の中にいくつのゴミ箱があるか知っていますか?」
「ゴミ捨ては、家中のゴミを集めるところから始まる。分別できてなかったらして、袋を取り替えて、生ゴミは水切って、ゴミ袋の在庫をチェックして、1つにまとめるんですよ。」
「それで感謝しろって言われても。」
ゴミ捨ての何たるかを学生が刑事に説教するこの構図。
このゴミ捨てのくだりで、このマンガが好きになりました😁
②義務と権利
また別の日に、若い刑事が主人公に聞くんです。 お子さんが無事に生まれてから、奥さんがイライラして当たるって。刑事だから帰れないこともあるのは、わかってほしい、なるべく育児に参加しようと思ってて、手伝ってるって。
すると主人公はメジャーリーグの話をするんです。
「メジャーリーグの選手や監督は、試合を休むんです。奥さんの出産やお子さんの入学式、卒業式、家族のイベントで休む。彼らは子供の成長に立ち会いたいたいんです。
すると、その試合を中継している日本のアナウンサーや解説者は、それについて『ああ、奥さんが怖いんでしょうね』メジャーリーグの選手が自分で行きたくて行ってることが理解できない。大切な仕事を休んでまで無理矢理行かされてるって。
メジャーリーグの選手は、子どもの成長に立ち会うことを権利だと思い、日本の解説者は義務だと思ってる。
ここには天と地ほどの差があるんですよ。刑事さんはどっちですか?」
日本社会の闇が見えますよね〜。
今の若い世代のお父さんはきっと行きたいんでしょうけど、上の世代はそうは思わない感じ。奥さんが行ってればいいでしょっていうね。
さらに主人公が続いて言います。
「刑事さんは、お子さんを奥さんの附属物だと思ってるんじゃないですか。だから、参加するとか、手伝うって言葉が出るんです。子どもを産んだら女性は変わると言いましたが、当たり前てす。ちょっと目を離したら死んでしまう生きものを育ててるんですから。問題なのは、刑事さんが一緒に変わってないってことです。」
またまた学生が刑事に説教する構図。
もう最高です。
たぶん自分が子育てをしているからすごくわかる話なんですよ。この漫画に、自分が学生の時に読んでいても、きっと今の自分ほどの共感は得てなかったんじゃないかと思います。
ミステリの内容だけでも十分面白い作品ですが、今の自分がハマるというほどのことはなかったんではないかと。
③ヴァージンロード
今度結婚をするという女性と主人公がたまたま会い、主人公が言うんです。
「ヴァージンロードってどうしてお父さんと歩くんでしょうね。1番手をかけて、時間をかけて育ててくれたのは母親なのに。」
これを読んで、確かに!って。
ま、私は別にヴァージンロードに憧れもなかったですし、式自体は和式だったので、こだわりはなかったので、そんなこと考えてもみなかったですけど。
その女性と別れ際に主人公は
「1番大事な人と歩いてください」
って言うんですよ。
大学生なのに、なんだろう、このセリフ(笑)
主人公、すごいっす(作者がすごいんでしょうけども)。
事件は起きてて、その解決までの経緯とかも面白いんですよ。
でも、私がハマってるのは、こういう主人公の投げかけてる部分なんだなぁ。
他にもいろいろあるんですよ。
仕事では顧客の意図を読み、それに合うように提案してみたいなことができるのに、なぜ奥さんや子どもにはそれができないのかとか。
あんまり書くといけないんで辞めておきますが。
子育て世代というか、主婦というかね。
共働きでも専業主婦でも関係なく、ある一定の女性にはきっと共感できると思いますよ。
ミステリーが嫌いでなかったら、読んでほしいなぁ。
世の男性も読んでほしいですね。
そういえば、麒麟の川島さんがこの漫画をテレビでオススメしてました。
オススメです(^^)