esminのブログ 〜わやだがね〜

3人の息子(専1,中3,小2)の子育てと旦那、家族を中心に、日々思ったことや愚痴、時々本の感想などを気ままに書いています。

セントオブウーマン〜夢の香り〜

こんにちは、えすみんです。

今日は、次男の塾の面談があります。

その前に、腰が痛過ぎて、右足にも痛みが出てきたので、整体に行き、面談までの時間をお気に入りのカフェで、これを書いています。

お気に入りのカフェの話はこちら↓

esmin.hatenablog.com

 簿記の試験が今月なので、勉強しないといけないのですが、午前中にファミレスで勉強したので、ちょっと(?)休憩。

 

で、久々に映画の話。

前回、長男の留学の話の時に、最後にチラッと書いた映画です。

esmin.hatenablog.com

「正しい道は、常に険しく、厳しい」

というセリフ。

 

映画「セントオブウーマン〜夢の香り〜」のセリフです。

 

アル・パチーノ主演ですね。

アル・パチーノといえば、ゴッドファーザーが有名ですが、正直言って、私はゴッドファーザーはまともに見たことがありません。なので、アル・パチーノが好きというわけでもありません。

この映画は、当時、もう20年も前の話ですが、インターネットではなく、パソコン通信という時代ですけど、ペンフレンドではなくて、なんというか、メール交換をするだけの相手がいまして、その方に教えてもらった映画です。

今で言うと、出会い系っていうんでしょうね。映画が好きな人と話がしたいみたいな掲示板に書き込んで、メールをやり取りするっていう。私も若く、ある種世の中の怖さをまだ知らない時期でしたね。そういうところに平気で入っていって、メールのやり取りをしていた時代がありました。

その方は、アル・パチーノの大ファンでしたね。ゴッドファーザーが好きで、でも私はゴッドファーザーには興味がないわけで、話を合わせなかったんですよね。そしたら、この映画を紹介されたんです。

ゴッドファーザーとは違うけど、すごく良いよって。

 

いやあ、おっしゃる通り、良い映画でした。

 

アル・パチーノは、盲目の元軍人で、気難しい役。

盲目っていう演技って、すごいですよね。ほとんど目が動かない。見えてないわけだから、眩しくもないから、瞬きもほとんどしない。意識的に目をつぶる行為はするけど。

演技もすごいんですけど、ストーリーもまた良いんですよね〜。

ちょっとあらすじ。

名門の寄宿学校に通う学生チャーリーがいて、優秀なんだけど、奨学金を受けてるから、裕福ではない。休みの間のアルバイトで、アル・パチーノ演じる元軍人と過ごす。

アルバイトの前日に、学校長の車にいたずらをする同級生3人をもう1人の同級生と一緒に目撃するが、チャーリーは見ていないと証言をして、同級生を庇う。大激怒する校長は、休み明けに全生徒の前で裁判をするぞって。

そのまま休みに入り、アルと過ごすわけで、気難しいアル相手にいろいろ困るんだけど、ニューヨークに行くアルに付いて、一緒にチャーリーもニューヨークに行く。旅行をする間に、友情みたいなものが生まれるわけです。

盲目であるし、人に忌み嫌われているし、アルは、人生を終わらそうとするんだけど、チャーリーが生きなくてはダメだと止める。

ニューヨークからの帰り、そのまま学校の裁判にチャーリーは出る。

いたずらした3人は、金持ちの息子です。親の権威に隠れてやりたい放題なわけですよね。一方、チャーリーは貧乏なわけで、裁判も1人で出席したんですけど、途中で、アルがチャーリーの保護者代わりとして、入ってきたのです。

一緒に目撃した同級生が、正直にいたずらしたのは誰かを告白する。それにはおそらく校長とその親との取引があって、正直に話したら無罪放免にしますよっていうね。だから正直に告発をする。

しかし、チャーリーは一切、口を割らない。正直に話す方が楽なのに、告げ口のようなことはしたくないという、チャーリーの信念みたいなのがあるわけです。

で、校長の下した判断は、正直に話した子は無罪放免で、話さなかったチャーリーを懲罰委員会にかけて、退学だかなんかの処分をする。

その判断に、アルがケチをつけるわけですよ。

「この裁判は茶番だ。親の権威に隠れているバカどもが無罪放免で、友だちをかばったチャーリーに処分を下すなんて、名門校が聞いて呆れる。名門校の名が泣くぞ。私にはチャーリーの真意はわからない。これまでにも人生の岐路に立たされた時、いつだって正しい道はどちらか、私にもわかっていたが、私はそちらを選ばなかった。なぜなら、正しい道は、常に険しく厳しいからだ。私は常に簡単な道を選んできた。しかし、チャーリーは違う。チャーリーが選んだ道は、正しい道だ。信念の道を選んだのだ。それこそ、名門校にふさわしい」

というような演説をして、結果的に、懲罰委員会はチャーリーを無罪放免とする大逆転な話。

 

ざっくりしたあらすじです。だいぶはしょってますが。

まあ、あらすじは、他の映画サイトでも見れますけどね。

いやあ、感激ですよ、アルの演説は。

この「正しい道は常に険しく厳しい」というのが、ずっと心に残っているんですね。

簡単な方を選んでも成功することもあるわけで、必ずしも常に厳しいと言い切れるわけではないけど、自分の信念に基づいて、人生を歩むべきだっていうことなのかな。

妙に納得というか、腑に落ちるというか…。

 

長男が留学を決意した道も、それを後押しした親としての道も、正しいのかどうかはわからないけれど、自分の意思で選んだわけなので、正しいと信じたいですよねー。

今まで選んだ自分の道も今になっても正しいかどうかわかっていないので、答えは死ぬまでわからないのかもしれないですね。

 

ぜひ映画を見てみてください。字幕の方がいいかなーと思います。

中古なんだなぁ。

 

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