esminのブログ 〜わやだがね〜

3人の息子(専1,中3,小2)の子育てと旦那、家族を中心に、日々思ったことや愚痴、時々本の感想などを気ままに書いています。

子どもとスポーツ〜楽しい≠勝利〜

こんにちは、えすみんです。

オリンピックもいよいよ始まりますね。

オリンピック大好きな私にとって、この期間はかなり興奮します。

スポーツ全般好きなんですけどね。

オリンピック選手の活躍がとても楽しみです。メダルに限らず。

 

子どもにスポーツをやらせるか否かっていう話とか、子育て中だと必ず一度は悩むことだとは思います。

我が家も例外ではありません。

我が家においては、スイミングは強制的にやらせています。

理由はいくつかあります。

水泳っていうのは、全身運動ですし、この次に何か違うスポーツをやるにしても、体力作りにもなります。肺も強くなりそうです。

ほかの地域ではわかりませんが、今住んでいる地域の小学校での水泳の授業は、4,5回ほどしかありません。雨等で中止になると、振替もできない時があります。自分が子どもの頃(愛知に住んでました)は、夏の間の体育の授業は全て水泳でしたし、夏休みにはプール登校日もあり、スイミングを習っていなくても、なんとか25メートルは泳げるようになってました。

しかし、たった5回の授業では泳げるようになるわけがない。

私自身、スイミングは習いませんでしたので、泳ぎには自身がなく、海やプールに遊びで行くのもあまり好きではありません。何かあったら、溺れてしまうでしょうねぇ。

泳げないよりは泳げる方がいいし、きちんと習った方が泳げるようになるだろうということで、スイミングは今 強制的にやらせてます。

 

それ以外のスポーツについては、スポーツに限らずですけど、習い事については、本人がやりたいというものをやっています。

まず体験して、できそうか、続けられそうか、親の負担はどれくらいか、いろいろ判断して決めています。

 

長男は野球をやっていました。今はもうやっていません。

リトルリーグ→中学野球部→シニアリーグと野球を続けて、辞めてしまいました。

本当ならもっと早くに長男は辞めたかったのかもしれません。そこはわかりませんが。。。

今、高校野球の予選も始まって、長男と一緒に野球をやっていたメンバーがスタメンで出ていたりします。

ヒットを打ったり、ボールを取ったりする姿を見て、おお!って。

親としては、もしかしたら、長男の姿をこうして見ることができていたかもしれないなぁっていう思いも少なからずあります😅親の勝手な思いですけどね。

 

メジャーリーグ大谷翔平の活躍もすごいですよね。

かつての野茂やイチロー、松井などいろんな選手の活躍を見てきました。どの選手もすごいなと思います。

特に今回の大谷選手の場合は、本当に野球が好きなんだな、野球が楽しいんだなっていうのが、すごく伝わってきます。

だから、うまくなる努力をするし、練習もたくさんする。持って生まれた才能というだけじゃなくて、本人の努力もすごいんだろうなって。

好きだから

楽しいから

うまくなるのも楽しい

単に勝ち負けだけではない楽しさ

そういうのが本当に伝わってくるんですよね。大谷選手の場合。

見ているこっちも楽しくなるというかね。

 

そういう大谷選手を見ながら、長男にはこの楽しさがなかったんだろうなって思いました。

リトルリーグ時代は、確かに野球を楽しんでいたと思います。自分から素振りしたり、キャッチボールしたり、毎週土日の練習も休みたくないって言ってました。

変わったのはいつからなんでしょうね。

5年生になってからでしょうか。1番大きいのは監督が変わりました。

中学受験をすると決めても、最初は野球は休みたくないと言っていた。6年生を抑えて、レギュラーにもなっていた。

でも、合宿で監督になんか言われたんですよね。その後レギュラーを外されて、受験のために休部。

受験が終わって復帰したとき、また違う監督の元でやりました。その時は人数が少なかったので、必然的にレギュラー。

中学の野球部に入り、リトルリーグを経験してるから、そこそこうまく、先輩からも上手いと褒められて嬉しそうだった。

でも、そこでも監督とうまくいきません。というか、規律というかいろいろ細かかった。

だんだん部活から足が遠のきました。

監督からさっさとシニアに行け!みたいなことも言われました。

半年ほど部活を休部したあと、やはり野球をやりたいとシニアリーグに入ります。

そこでは監督がどうのとかそういうことではなかったです。

ただただただ体格の問題。

長男は背が全然伸びませんでした。中学3年間、制服のサイズも変わりませんでした。

その分他の背の大きな子と比べると、非力でした。守備の細かさやバントのうまさには定評がありましたが、バッティングが弱いわけです。ヒットが打てなければ勝てません。

そうなると、当然レギュラーは難しくなるわけです。バントで使ってもらうとか、守備のワンポイントでも使われません。

自分より守備が下手でも、打てるから使ってもらえるというのを見るわけです。

シニアリーグの練習もサボりがちになります。

そうして、シニアリーグを卒団までいましたが、もう野球は続けませんでした。

 

長男自身の態度や素行の問題もあるとは思います。努力が足りなかった。

サボってしまったらね。ダメでしょ。

それでも、やはり監督などの指導者が野球の楽しさを長男から奪ってしまったのではないかと思うのです。

野球がやりたい、楽しいという思いを長男に持ち続けてもらうことができなかった。

もし野球が楽しい、やりたいという気持ちがあれば、体格が小さくても、レギュラーに選ばれなくても、きっと続けていると思うんですよね。

楽しかったら、努力も続いてたのではないか。

 

特に野球の指導者に関しては、昔ながらの体育会系のスパルタ指導が、今でも根強いです。目の前の勝利にこだわり、子どもに野球の楽しさを教える指導者は本当に少ない。勝つことが楽しいことと思ってる指導者が多いからです。

楽しさと勝利はイコールではない。

でも、指導者たちもまた子どもの頃にそういう指導を受けたから、同じようにするのだと思います。

強いチームに行き、うまくなることも大事だとは思います。うまくなっていく楽しさを学ぶことができたら、その子どもは伸びていくし、子ども自身が自ら努力をしていくと思います。

楽しさのない状態で、努力を続けていくのはとても難しい。

 

大谷選手やオリンピックの代表で選ばれているような選手たちは、スポーツの楽しさ、努力することの楽しさ、何よりそのスポーツが好きでしょうがないという気持ちがあるからこそ、結果を残しているのかなと思うわけです。

 

指導者だけでなく、親である私も長男から野球の楽しさを知らないうちに奪ってしまったのかなぁって。

『努力や練習を義務にしてはいけない』

何かで読んだような気がするんですけど、ホントにその通りだなって思います。

 

長男は野球をやめ、ゲームの世界に入ったわけですが、ゲームもまた間違いなく努力をしなくてはいけません。それでも長男がどうしてもやりたいというのは、やはり楽しいからでしょう。

また、自分の力だけで結果が出ます。

野球は自分にいくら力があっても、監督がレギュラーに選んでくれなければ結果は出せません。

そう、監督に気に入られるという努力も必要だったのです。純粋にプレーだけで選ぶ監督はほぼいないです。監督も人間なんで。そんなことないっていう監督もいるとは思いますけど、同じような力の選手が2人いたとき、どちらかを選ぶとなったら、やっぱりそこには気に入ってる方であるとか、言うことの聞きそうな方っていうのを選ぶんです。

その辺りもまた野球を楽しむことができなくなった要因なのではないかなとも思うわけです。

 

 親としてもう少し何かできたかな?接し方を間違えたかな?と思うことはやはりありますが、長男は指導者には恵まれなかったなというのもまた正直なところ。

 

子どもにスポーツをやらせるっていうのは、本当に難しいです。

やらせるというのは良くないですね。

子ども自身がやりたいと思う。

どうせやるなら、うまくなって欲しいのはもちろんなんだけど、やっぱり楽しんでもらいたいなと思うわけです。

そのスポーツを好きになって、楽しんで欲しいですね。

 

次男は中学でバレー部に入りました。ハイキューを見て(笑)

動機はなんであれ、やりたいと思って入りました。強豪チームではないのが、よかったなって思います。

初心者で強豪チームに入ると、楽しむより先に挫折が来ます。

高校でもバレー部に入るかどうかは今の時点ではわかりませんが、とにかく楽しんでやって欲しいなと思います。

 

三男はまだ何をやるかわかりません。本人がやりたいと思うスポーツが出てきたら、可能な限りやらせたいなとは思います。働いているので、限界はありますけど😓

 

とにかく楽しんで欲しいですね。

うまくなる楽しさもその先にあると思います。

習い事を続けるかどうか、子どもが楽しんでるかどうかというのが、1つの基準かもしれないでくね。

 

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